安心して診療をうけていただけるよう感染症予防を行っております。詳しくは、新型コロナウイルス感染症への対応をご確認ください。

腰の悩み
安心して診療をうけていただけるよう感染症予防を行っております。詳しくは、新型コロナウイルス感染症への対応をご確認ください。
最近よく「ストレートネック」や「スマホ首」という言葉を耳にします。スマートフォンの使い過ぎによっておこるもので若い世代に急速に広がっていると言われています。早めに対策することでつらい症状がおきないようにしましょう。
ストレートネックとは、首の骨がまっすぐになってしまった状態をいいます。正常な首の骨は30度~40度の湾曲がありますが、スマホなどの使用でうつむいた状態が続くと頭を支える首に負担をかかり首のカーブが失われてしまいまっすぐになってしまうのです。パソコンや長時間のデスクワークでも同様のことが起こります。
ストレートネックになると、頭部の重心が前に移動してしまうために頭を首の筋肉だけで支えなくてはならなくなります。そのため筋肉が緊張し慢性的な首の痛み、肩こり、腰のこりなどの症状がでます。さらに症状がひどくなると神経を痛めたり、手足の冷え、眼精疲労、頭痛、めまいなどを引き起こすことがあります。慢性的なだるさや血行不良などなんとなくすっきりしない不調を引き起こしている可能性もあります。首だけでなく体の様々な個所に悪い影響を与えるので気を付けなければいけません。
ストレートネックになってしまうとなかなか元に戻りません。予防をすることが大切です。以下を気を付けて普段の生活を送るようにしましょう。
スマホを長時間、同じ姿勢で使うことはもちろん避けた方がいいですが、スマホを使うときは画面を目線の高さに合わせて見るようにするといいでしょう。ストレートネックになるとシワなどもできやすいといわれていますので女性は特に気を付けたいですね。また、スマホを横向きに寝転がってなって長時間と見る姿勢も首に負担がかかるのでやめたほうがいいです。
パソコンを使うときは椅子に深く腰掛けて足裏全体が床にあたるようにします。目線よりもやや下にディスプレイがなる高さに設定し調整しましょう。長時間のデスクワークはストレートネックになりやすいですので1時間以上続けることはせずに休憩をいれてストレッチをしたり歩いたりしてリフレッシュしましょう。この休憩で遠くの景色の見るなどして目を休めて、目の近くの筋肉の緊張をほぐし、頭痛や肩こりの原因も取り除きましょう。
頭をゆっくりとぐるりと回したり、肩をぐるぐると回したりするだけも予防になります。目が疲れていると感じたら眼玉をぐるぐると回してみてもいいでしょう。またラジオ体操は動きは簡単なのに全身のあらゆる筋肉や関節をたくさん動かすことができ動きが左右均等なので体のゆがみを正してくれるといわれています。是非積極的にやってみましょう。
予防や対処を行ってもつらい症状が続き日常生活に支障をきたす場合は早めに専門家に相談することをおすすめします。その場しのぎの痛みとりではなくストレートネックを根本から治すつもりで専門家のアドバイスを聞き、毎日を快適に過ごしましょう。